計算化学の難所を越えて合格へ近づく方法
化学平衡
これが一番苦手だなあ
と感じている人は多いでしょう。
しかしこの分野
めちゃくちゃ入試に出てきます。
苦手な人が多いから
という理由もあると思いますが、
化学の計算の全てが詰め込まれている
ということが最大の理由だと思います。
化学計算の全て
と聞くと難しく思うかもしれませんが
逆に考えると
他の計算がしっかり出来ていれば
簡単に解けるのです。
たしかに複雑な計算は必要かもしれませんが
新しい公式などは必要なく
解き方もほぼワンパターンです。
そして、ここをマスターすれば
どんな入試問題でも
大問1つは確実に取れる
ことに繋がります。
大問はだいたい4~6個ありますが
そのうちの1つが取れるということは
18~25点は取れます。
1点でも多くとらなければいけない
入試において
これはとても大きな点数です。
まさしく
合格へ繋がっているのです。
とは言いますが
私も最初は化学平衡が一番嫌いでした。
計算はめんどくさいし
そもそも何をするところから
始めればいいのか分かりませんでした。
しかし、それもそのはずで
他の計算がほとんど出来ていなかったので
全ての知識が必要な平衡を
解けるわけがありませんでした。
平衡が苦手なまま受験生になり
夏を過ぎたころ
ようやく他の計算が
ある程度できるようになった私ですが
相変わらず平衡は苦手でした。
今から思えば
他の計算の知識がバラバラで
繋がっていなかったのだと思います。
しかし当時の私は
なぜできないのか分かっていませんでした。
平衡に対する不安を抱えたまま
気づいたら冬になっていました。
もう模試も終わっており
残すは本番しかないという
追い詰められたとき
塾の授業で
普段とは別の先生が担当になりました。
私は思いきって
「平衡ってどうやればいいんですか?」
と聞いてみました。
するとその先生は
「あれは量的関係ができれば余裕だよ」
と言いました。
それを聞いた私は驚きました。
平衡の問題を解くには
何か新しい考え方とかが
あるのかと思っていたからです。
私は一旦その先生の言うことを信じて
量的関係を意識しながら
やってみました。
始めのうちは
うまくできないこともありましたが
以前よりはできるようになっていました。
それから何回も解いていくうち
段々と解けるようになっていき
センター試験では平衡の問題を
間違えることなく完答することが
できたのです。
そのおかげもあり
Marchにも合格することが
できました。
私の話が長くなってしまいましたが
志望校に合格するための
化学平衡の解き方を
もう一度お伝えしておきます。
「量的関係から考える」
化学平衡は全ての計算が必要
と言いましたが
その中でも量的関係の考え方は
特に重要です。
なぜなら
平衡を解くときに
一番最初に考えることだからです。
中和や圧力など他の計算分野は
量的関係が終わったあとに使います。
まずは量的関係を使い
始まりの物質量から
平衡状態になるときの
変化量を引きます。
すると平衡状態のときの
物質量が出ます。
平衡の計算問題は
この平衡時の物質量を使います。
つまりこれが出せないと
そもそも計算が始まらないのです。
さてこれからあなたは
平衡の問題を解くときに
量的関係から解き始めると思いますが
まずは実践してみましょう。
この記事を読み終わったら
すぐに教科書を出して平衡の問題を
解いてください。
知識は入れるだけでは身に付きません。
しっかりとアウトプット、
実践することで身に付きます。
これで終わりになりますが
閉じる前に!
スマホのメモアプリでも
なんでもいいので
「化学平衡は量的関係から」
とメモしておいてください。
それでは合格へ向けて頑張りましょう!
最後まで読んでくださって
ありがとうございました!