電池と電解を完全に理解する方法
電池・電気分解
学校では
「これは酸化還元反応と同じだ」
と習いますよね。
でも
「どっちが酸化で
どっちが還元なんだ!」
「正極・負極と陽極・陰極って
同じじゃないの!?」
と思いませんか。
そこそこ出来たとしても
すぐに電池や電気分解に
応用するのは難しいです。
そしてこの単元、
めんどくさいことに
入試に出やすいのです。
だから
ここを放置しておくと
入試本番で痛い目を見ることに
なってしまいます。
それは嫌ですよね。
それなら
「どれが酸化でどれが還元なのかを
全部覚えればいいんだ!」
と思いませんか?
たしかに覚えればできます。
しかし覚えることは多いし
何より大変じゃないですか。
はっきり言います。
覚える必要はありません
私も
「こんなの覚えるしかないじゃん」
と思ってました。
実際、覚えまくって
定期テストを乗り越えてました。
それでも受験勉強を始めたころには
必死に覚えた内容なんて
忘れていたし
もう一度覚えなおそうとしても
他の単元や他の教科の暗記で
それどころではありませんでした。
そんな調子なので
当然模試なんて
解けるわけありませんでした。
「このままでは良い点数取れない。」
「しっかり時間使って勉強しないと。」
「でも他にやることあって
それどころじゃないし。」
と思い悩んでいたとき
塾の先生がアドバイスしてくれました。
そのアドバイス通りに考えてみたら
酸化と還元をしっかりと
見分けることができたのです。
最初のうちは
とても時間がかかったり
間違えることもありましたが
諦めずに続けていたら
自分でも驚くくらい
簡単に見分けられるように
なっていました。
そうしたら模試でも
良い結果が出始めてきて
苦手だったはずの電池・電気分解が
いつの間にか得意になっていたのです。
酸化と還元が見分けられず
覚えることすら諦めていた
電池と電気分解を
たった1つの考え方で
覚えることもせず
得意分野にしてしまい
入試本番で得点源にする方法。
それは
『電子の流れを見る』
これだけです。
「それだけ?」
と思いますよね。
でも実際それだけなんです。
というのも電池にしろ電気分解にしろ
電子の流れが反応に
関わってきているのです。
中学校のときに
電流は+から-に流れるが
電子は-から+に流れる
と習いませんでしたか。
そして酸化とは
電子を与える反応、
還元とは
電子をもらう反応です。
つまり-極では電子を与える酸化が、
+極では電子をもらう還元が
起きているとわかります。
そして電気分解は電池の
+に繋がった方を陽極
-に繋がった方を陰極
と言いますが
電子は-から流れてくるので
陰極では電子をもらう還元
陽極では電子を与える酸化
が起きているのです。
このように
電子の流れを考えれば
どっちが酸化でどっちが還元なのか
簡単に見分けることができます。
ただし
この文章を読んだだけでは
知識は身に付きません。
これを読み終わったら
すぐに電池と電気分解の問題を
簡単なやつを1問ずつ
でいいのでやりましょう。
でもその前に
ノートを取り出して
「電池と電気分解は
電子の流れを見る!」
と書き込んでおきましょう。
もし電子の流れが不安なら
「電子は-から出て+へ流れる」
とメモしておきましょう。
もし今ノートが用意できないなら
スマホのメモアプリに
同じことを書いておきましょう
それでは最後まで読んでくださって
ありがとうございました。