実は量的計算って簡単!?

回の記事で

化学反応式の書き方のコツを

お話しました。

 

今回は反応式を

どうやって使うのか

に着目していきます。


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せっかく

反応式を書いたのに

そのあとの計算が解けない

 

それではもったい無さすぎます

 

跳び箱で例えると

『反応式を書いた』というのは

ロイター板を踏んだ』

ということなのです。

 

つまり

あとは手をついて

またぐだけということです。

 

ロイター板を正しく踏んだら

目の前の跳び箱を越えたいですよね。

 

反応式が書けたあなたになら

軽々と跳べます


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というのも

反応式が全然書けなかった私でも

正しい反応式があれば

計算をすることができました。

 

しかしこれも

反応式の書き方を

教えてくれた友人のおかげです。

 

 

友人に教わる前は

運よく反応式が書けても

そのあとの計算で間違えることが

多々ありました。

 

しかし反応式も書けないのに

計算のやる気なんて

ほとんどありませんでした。

 

反応式の書き方を教わったとき

一緒に計算のやり方も

教わることができなかったら、

 

私は今ごろ

理系へ行くことを諦めて

好きでもないことを

やっていたでしょう。

 

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あなたには

そんな経験をしてほしくありません。

 

なので

私が友人から教わり

好きなことをやる

未来を諦めなくて済んだ

 

そんな量的計算の方法を

あなたに教えます。

 

それは

「反応式の係数を見る」

 

これだけです。

 

「え、それだけ?」


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と思いますよね。

私も思いました。

 

しかし実際

そのとおりなのです。

 

そもそも反応式というのは

何個の反応物から

何個の生成物が得られるか

を表しています。

 

そして量的計算でよく出てくる

物質量(モル)とは

ざっくり言うと『個数』です。

 


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つまり反応式の

係数(何が何個あるか)を見れば

物質量(分子の個数)の関係が

一目瞭然なのです。

 

 

それでは

例題を解いてみましょう。

 

2 molのエタンC2H6が完全燃焼したときに発生する水と二酸化炭素の物質量はいくらになるか。


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まずは反応式を書きます。

 

この反応はエタンと酸素が反応して

水と二酸化炭素が得られる

という反応です。

 

式の左では

Cが2個、Hが6個、Oが2個です。

右では

Cが1個、Hが2個、Oが3個です。

 

これらの数を合わせると

2 C2H6 + 7 O2 → 4 CO2 + 6 H2O

になります。

 

ここでエタンが2 molなので

エタンは2個ある

ということです。

 

先ほどの反応式と比べると

係数 2に対して

個数 2となっています。

 

つまり反応式の係数が

個数と一致している

ことがわかりますね。

 

そのため水と二酸化炭素の個数も

係数と同じ6個と4個になります。

 

したがって答としては

水が6 mol、二酸化炭素が4 mol

得られるということです。


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合っていましたか?

 

間違っていたら

どこが違ったかを確認して

もう一度やってみましょう

 

 

あなたも

この方法を身に付けて

合格への道を一歩進みましょう!

 

 

それでは最後まで読んでくださって

ありがとうございました。